FAQ矯正治療後の変化

矯正治療を行うと老け顔になる？

矯正治療を行っても、大きくお顔が変化したり、一気に老け込むということはありません。

ただ、矯正治療前に、患者さんが気にする変化には以下のようなことがあります。

このようなことが心配される理由にはいくつかあります。

矯正治療中に口周りの筋力が落ちた

気になるほうれい線や人中の伸びなどは、お顔の筋力の衰えなどからくる肌のたるみが原因となる場合が多いと言われています。矯正治療中は、装置がお口の中につくため、治療中の一定期間はいつもより咀嚼がしにくくなり、お口周りの筋肉に影響することもありえます。

口周りの筋肉が落ちたことで、ほうれい線が目立つ・人中が伸びて見える・頬が以前より痩せて見える、という因果関係も考えられますが、どちらにせよ劇的な変化という訳ではなく、また矯正治療中も意識してトレーニングを行うことでお口周りの筋肉を正しく鍛えることができます。

矯正治療を行った結果、人によっては痩せて見られるようになった。というお話しも時々耳にします。

出っ歯や口ゴボ傾向の方の場合、治療を行うことによって、口周りの突出やふくらみが改善され、表情やお顔がすっきりと見えるようになることもあります。人によっては、矯正治療を行うことで大人っぽくなった、痩せた、と周りから言われる方もいます。

これらは良い変化ですが、こうした話を聞くと、悪い方向に変化することはないのか？と考えてしまうのが普通です。

矯正治療前にしっかりと精密検査を行い、適正な治療計画に基づいて治療を行う矯正歯科であれば、口元を下げすぎてお顔が変わってしまうということは起こりえません。

また、歯を動かせる範囲は限られているので、それをご理解いただければ、矯正治療で大きく老け込むといった不安が杞憂であることを分かっていただけると思います。

矯正治療後の変化について説明したページでも詳しく触れていますので、そちらも参考にしてください。