矯正治療で前歯が下がりすぎることが不安です
前歯を下げるには限度がある
矯正治療では、出っ歯や口ゴボの症状で抜歯を行うことがあります。歯を抜いたスペースを利用して、前歯部分を下げることができますが、どこまでも下げられるかというとそうではありません。
歯は、歯槽骨という歯の土台部分の範囲内でしか動かすことができません。
それ以上動かすと、歯の根が飛び出す、歯が抜ける、といった恐ろしいことになります。
矯正治療の精密検査が重要な理由
矯正治療でCTなどの精密検査、模型を用いた治療計画が必要な理由のひとつがここにあります。
CTの画像では、歯槽骨の状態や形状を把握し、前歯をどこまで動かせるかを確認します。
また、コンピュータ上でのシミュレーションや模型を使って、前歯を下げた状態のバランス・噛み合わせを確認します。
抜歯で空いた隙間は後ろの歯も動かすことで閉じていきます
矯正治療では、出っ歯や口ゴボの症状で抜歯を行うことがあります。歯を抜いたスペースを利用して、前歯部分を下げることができますが、どこまでも下げられるかというとそうではありません。
歯は、歯槽骨という歯の土台部分の範囲内でしか動かすことができません。
それ以上動かすと、歯の根が飛び出す、歯が抜ける、といった恐ろしいことになります。
矯正治療でCTなどの精密検査、模型を用いた治療計画が必要な理由のひとつがここにあります。
CTの画像では、歯槽骨の状態や形状を把握し、前歯をどこまで動かせるかを確認します。
また、コンピュータ上でのシミュレーションや模型を使って、前歯を下げた状態のバランス・噛み合わせを確認します。
前歯を下げるといっても限界があることを説明しました。
抜歯を行う際、歯を抜いた後の隙間は閉じなければなりませんが、前歯を動かしても閉じない隙間は、後ろの歯を動かして閉じていきます。
抜歯を行うかどうかの判断も重要
患者さんの症状によっては、抜歯を行わない「非抜歯」でも矯正治療は可能です。
重要なのは、治療前に、患者さんの歯・歯の周辺組織・噛み合わせなど見える部分と見えない部分の両方を把握し、綿密な治療計画を立てることです。
不要な抜歯も、抜歯が必要な症状での非抜歯もどちらも問題を引き起こします。
前歯が下がりすぎる、ということは、精密検査を行い治療計画をきちんと立てている矯正歯科であればさほど心配する必要はありませんが、 治療前に不安を感じた場合は、担当医に質問してみましょう。
矯正治療で抜歯はありますか?