装置ができるまで1
矯正治療の装置は
どうやってできる?
新宿南口矯正歯科では、装置の製作、その装置を作るための歯型模型の作成をとても重視して行っています。
矯正装置のできるまで1「印象」

矯正装置を作るためには、患者さんの「歯型の模型」が必要となります。
近年では、コンピューター上でデジタルデータとして歯型を再現し、マウスピースなどの矯正装置を作る技術もあり、そちらの人気が高まっていますが、当院では歯型模型を実際に作成し、目で見て、手で触れて確認することを大切にしています。
新宿南口矯正歯科では、3Dプリンターを用いることで、「デジタル」印象を行ったデータを3Dプリンターで実際に出力し、歯型模型を作成しています。
患者さんによっては、噛み合わせの確認のため、3Dプリンターで出力したものを改めて型取りし、石膏での歯型模型を作成することもあります。
デジタルでの印象
実際に新宿南口矯正歯科で行っているデジタル印象の流れについてみていきましょう。

1iTeroによる印象
細長い光学スキャニングカメラ(iTero)によってお口の中を撮影していきます。読み取られた部分からコンピューター上に患者さんの歯型が3Dで再現されていきます。

2取得したデータを元にシミュレーション(排列)
デジタル印象で読み取った患者さんの歯型データを使用して、治療後の歯並び・噛み合わせのシミュレーションをコンピュータ上で行います。歯をどのように移動させるかはCTデータも参照しながら計画を練っていきます。
一見直感的にできそうな作業に見えますが、歯の移動量や角度、最終的な歯並びは専門的な知識と経験から導き出されます。

33Dプリンターで出力
コンピューター上で仕上げた治療後の歯型を模型として使用するため、3Dプリンターを使用してデータ上の歯型模型を立体化します。
治療後の歯並びを再現した模型を「セットアップモデル」と呼び、ワイヤー矯正で使用するブラケットの装着位置や形状を調整するために利用します。

4セットアップモデルの完成
新宿南口矯正歯科で行っている、インダイレクトボンディングにはかかせないのがこのセットアップモデルです。
実際に模型として再現することで、デジタルデータでは見落としがちな部分を確認するという意味もあります。現在の歯型模型と比べながら、歯の位置、移動量、噛み合わせなどを確認し、治療計画に無理がないか考えていきます。