すきっ歯は治療した方がいいですか?自分で治すことはできますか?
すきっ歯は専門的には空隙歯列(くうげきしれつ)・正中離開(せいちゅうりかい)と呼ばれ、不正咬合の一種です。
すきっ歯をお持ちの方の中には、すきっ歯ではあるけれども他の噛み合わせには特に問題が無い方もいらっしゃいますが、すきっ歯は前歯の目立つ部分に生じるので、見た目の問題が大きく、気になっている方には矯正治療をおすすめします。
すきっ歯の問題点
すきっ歯には見た目の問題に加え、以下のような問題が生じることもあります。
- 審美的な(見た目の)問題
- 発音障害
- 咀嚼障害
- 咬合(噛み合わせ)の問題
特に咬合の問題に関しては、すきっ歯と共に出っ歯(上顎前突)や開咬、過蓋咬合(ディープバイト)といった不正咬合を伴っている可能性があります。
すきっ歯は自分で治せる?
すきっ歯を含め、歯並びの乱れはご自身では治せません。自分で歯を押したり、何らかの方法で圧力を加える方法は、歯の寿命を縮めたり、歯並びのさらなる悪化を招きます。改善を考えている方は必ず矯正歯科にご相談ください。
一方で、不正咬合は口周りの筋肉のバランスや舌のポジションも一因となります。そうした筋肉のバランスを整え正しい位置に舌を置くトレーニング(MFT / 口腔筋機能療法)は専門家の指導のもと、患者さんご自身で取り組むことができる咬合改善の一手段です。矯正治療と組み合わせることでより良い治療結果も期待できるトレーニングであり、新宿南口矯正歯科でもご指導しております。