FAQ保定期間の
よくあるご質問

リテーナーにはどのような種類がありますか？

リテーナー(保定装置)には大きく分けて、患者さん自身で取り外せるものと、外せないものがあります。以下では取り外しのできるタイプのリテーナーをご紹介します。

クリアリテーナー(マウスピースタイプ)

矯正治療用のマウスピースによく似ている、マウスピースタイプのリテーナーです。

飲食時意外は装着し、歯の保定に使用します。

近年広く用いられており、目立たない矯正治療を望んでいる患者さんにも受け入れられやすい、透明な装置です。

クリアリテーナーは目立ちにくい特徴がありますが、上下の歯列にリテーナーをつけた際、咬合面にはマウスピース2枚分の隙間があくことになるため、噛み合わせに影響を及ぼす可能性も無くはありません。

そこで使用されるのが、咬合面があいているリテーナーです。

ホーレータイプリテーナーは樹脂と金属のバー(ワイヤー)で歯を側面から支え、矯正後の歯並びが乱れるのを防ぎます。

前歯部分の金属のバーが見えてしまうのですが、患者さん自身の歯と歯が直に噛み合うので、噛み合わせの違和感が出にくく、咬合の安定へ導きやすいリテーナーです。

ラップアラウンドリテーナーと呼ばれるリテーナーは、ホーレータイプリテーナーと似ています。ホーレータイプのワイヤーは主に前歯部分となりますが、ラップアラウンドリテーナーでは、周囲をぐるりと取り囲むようにワイヤーが設置されています。

QCMリテーナーはペッグタイプリテーナーのワイヤー部分が透明なプラスチックに置き変わったリテーナーです。目立ちやすい前歯部分を透明なプラスチックに変えることで、審美性と機能性を両立させたリテーナーです。